和精油
産地によるクロモジ精油の成分の違い
青森県 | 埼玉県 | 静岡県 | 岐阜県 | 大分県 | |
リナロール |
36
|
53 | 32 | 52 | 6 |
1.8シネオール | 9 | 8 | 18 | 6 | 22 |
酢酸ゲラニル | 8 | - | 11 | - | 33 |
リモネン | 7 | 8 | 2 | 6 | 12 |
α-ピネン | 6 | 4 | 3 | 5 | 5 |
ゲラニオール | 2 | - | 7 | - | 2 |
その他 | 32 | 27 | 27 | 31 | 20 |
単位% アロマリサーチ62号より 各地のクロモジ精油の主な成分組成
この成分が何類かというと
リナロール モノテルペンアルコール類
1.8シネオール 酸化物類
酢酸ゲラニル エステル類
リモネン モノテルペン炭化水素類
α-ピネン モノテルペン炭化水素類
ゲラニオール モノテルペンアルコール類
この表をもとに円グラフで表すと
この円グラフを見るとその他のわからない成分が以外と多いパーセンテージです。
アロマテラピーで使用する精油は、育った土地、その年の気候、温度によって成分組成が変わりますと教えてもらったし、自分でも、そのように言って来ました。
でも、実際に目でこれだけの違いを見ると驚きです。どこ産のクロモジを買うかによって、もちろん、香りも違うし、期待する効果も違ってきます。
代表的な期待する作用
リナロール 抗不安、疲労回復
1.8シネオール 免疫調整、抗炎症
リモネン 蠕動促進
α-ピネン 強壮
ゲラニオール 収斂、皮膚弾力回復、鎮痛
これに酢酸ゲラニルは、エステル類です。エステル類の作用の代表的なものは、鎮静作用。
成分でみると
皮膚に良い成分は、ゲラニオールなので、静岡、青森、大分が良い
エステル類の鎮静効果を期待するなら、青森、静岡、大分が良い
抗不安や疲労回復を期待するなら、青森、埼玉、静岡、岐阜が良い。
これだけ成分組成が違うと香りも違うし、効果も違って来ます。