和精油
青森ヒバ精油
学名 Thujopsis dolabrata
科名 ヒノキ科
原産国 日本（東北北部 青森県周辺）
抽出部位 木部
抽出方法 水蒸気蒸留法
青森ひばについて
青森ヒバは、樹高30m、直径80cmに達する日本特有の針葉樹高木です。
雪の多い地方でなければ育たないと言われる「青森ヒバ」は、北の厳しい風雪に耐えながらゆっくり年輪を重ねます。青森ヒバが直径７０センチになるまでには、３００年かかると言われています。
青森ヒバは、水に強く、腐りにくい性質を持っています。青森県下北半島・猿ヶ森の約８００年前に大津波によって埋もれ木になったヒバの埋没林は、８００年も経過した埋もれ木にもかかわらず、腐朽しているのは表面の2センチ位だったそうです。表面2センチ以外の部分は、今でも製材として使えるものがほとんどだったそうです。
青森ひば精油の特徴は、フェノール類のヒノキチオールです。ヒノキチオールは水には溶けにくい有機化合物ですが、１００ｐｐｍ程度の低濃度でも多くの雑菌類やカビ類、ダニなどの増殖を抑える力があります。
青森ひば精油の効果
森林浴としての精神安定効果
抗菌除菌効果
防虫効果
消臭、防臭効果
青森ひば精油成分
テルペン系炭化水素類
ツヨプセン、キュブレネン、セドレン、クパエン、エレメン、テルピルン
テルペン系アルコール類
セドロール、テルピネンー４ーol、シトロネロール
フェノール類
ヒノキチオール
テルペン系炭化水素類は、モノテルペン炭化水素類とセスキテルペン炭化水素類をまとめています。
テルペン系アルコールは、モノテルペンアルコールとセスキテルペンアルコールをまとめています。
青森ひば精油の香りは、最初ちょっと個性強いと感じますが、だんだんと好きになっていきます。講座などでも、最初は、それほど好きじゃないらしいのですが、終わることには、買って帰る人が多いそうです。
私の感覚ですが、青森ひば精油の香りが、ひのきの香りの記憶です。
