認知症とアロマ
認知症とアロマ
認知症とは、
脳は、人間の活動をほとんどコントロールしている司令塔です。
それがうまく働かなければ、
精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなります。
かつては痴呆症といわれていた、認知症とは、
いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、
働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害が起こり、
生活するうえで支障が出ている状態のことを指します。
この色々な原因でというのが、認知症の種類になります。
種類としては、代表的なものが下記です。
種類によって原因が違い、症状が違います。
アルツハイマー型認知症
脳血管性認知症
レビー小体型認知症
前頭側頭型認知症
この中で60%が、アルツハイマー型認知症です。
なので、認知症に効果が期待できる食べ物など
アルツハイマー型認知症に関するものの情報が多いです。
認知症の原因の特定はされていないのが現状です。
なんらかの原因で、脳に傷をおったり、
脳が委縮している場合、
脳の働きは悪くなり、
認知症の症状が出る可能性は、高いです。
その中で原因の一つとされているのが、
脳内の神経伝達物質である”アセチルコリン”のレベルの低下です。
アセチルコリンは、
アセチルコリンエステラーゼによって分解されて
一定濃度に保たれています。
今、認知症予防アロマが販売されています。
これは、認知症の原因のひとつである
脳内の神経伝達物質”アセチルコリン”のレベルの低下を
アロマテラピーで使う精油の成分で抑えることができるということです。
アセチルコリンは、アセチルコリンエステラーゼによって分解されます。
アセチルコリンエステラーゼの活動を阻害すると
アセチルコリンの分解を抑制することができ
結果的にアセチルコリンの減少を抑える事ができるということです。
認知症予防アロマは、
昼用と夜用があり、
昼用は、ローズマリーカンファー、レモンのブレンド。
夜用は、ラベンダーアングスティフォリア、スイートオレンジ
この中のレモンとスィート・オレンジには
リモネンという成分が含まれており
リモネンには、
アセチルコリンエステラーゼ抑制作用があります。
他の柑橘系の精油にもリモネンが含まれています。
その中でも慣れ親しまれているレモンとスイートオレンジが
選択されているのではないでしょうか。
そして、
リフレッシュ効果があるローズマリーカンファーが、昼
リラックス効果があるラベンダーアングスティフォリアが夜
なのだと思います。
脳を活性化させるという点では、
香り、アロマは注目されています。
嗅覚の活性化が他の感覚とも相互作用していることや
不安や緊張に対する働きに期待されています。