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初めてのアロマテラピー(アロマテラピーとは)

香りの身体への作用

香りの情報、芳香分子は、どのようにして体に影響を与えるのでしょうか。

体への影響として、嗅覚をとおして脳へ伝わる。
呼吸したときに一緒に肺に入り、
全身に血液と一緒に運ばれる。

皮膚塗布した時は、皮膚を通して、
血液と一緒に全身に運ばれると同時に、
その香りを嗅ぐことで、脳へも伝わります。


芳香分子は、鼻から入り電子信号に変えられ、嗅球、
大脳辺縁系の扁桃核、視床下部、海馬、帯状回、視床などを経て、
大脳新皮質へと進んでいきます。


視覚や聴覚、味覚は、刺激を受けると視床を経由して、
大脳新皮質へ伝わるのに対して、
嗅覚はダイレクトに大脳辺縁系に伝わります。

大脳皮質と大脳辺縁系の働きについて簡単に説明します。


◎大脳新皮質 、大脳辺縁系

大脳新皮質とは、
思考、情操、記憶、想像、意欲、言語などに関連し、
更にそれを統合する力を持ち、高度な精神活動を営む脳で、
「知性の座」と言われ、人間が特に発達しています。

この他、運動や姿勢の調節など、身体の平衡感覚を司る小脳や
大脳基底核などが関与しています。


大脳辺縁系とは、
本能的な快、不快、喜怒哀楽などの情動や記憶、意欲に関連し、
たくましく生きていく機能として大切な部位で、
古い脳と言われ、大脳新皮質のない爬虫類などにもあります。


大脳辺縁系には、扁桃核、帯状回、海馬などがあります。

扁桃核は、本能的な快、不快を生じます。
帯状回は、意欲を生じます。
海馬は、記憶と深い関係があります。

また、
大脳辺縁系に視床下部の一部が含まれ、
大脳辺縁系の支配を強く受けます。
視床下部は、内分泌系、自律神経系、免疫系に影響を与えます。

自律神経系とは、自分の意志に関係なく、
内臓や血管など、体の各器官を支配している神経です。

自律神経には、更に交感神経と副交感神経のふたつに分類され、
この2つの神経がストレスなどにより、

働きが崩れると色々な障害が起こります。

アロマの香りの情報、芳香分子は、嗅覚を通して、
知的解釈をする大脳新皮質を通らずに、
直接古い脳である大脳辺縁系のまず、扁桃核、帯状回、海馬に伝わります。
それが意識として、大脳新皮質へ伝えられます。


現代のストレス社会において、
精油の香りは、脳疲労をやわらげ、活性化させ、
体内の免疫力を活性化させ、


又、自然の植物が持っているエネルギーを与えてもらうことで、
人間が本来持っている能力を活性化させることが、アロマテラピーの原点です。