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ケモタイプ精油とは 

ケモタイプ精油

アロマテラピーでなぜ、ケモタイプ精油が必要なのか?

香りを楽しむだけなら、芳香成分の分析までする必要ありません。



フランス式アロマテラピーとして発展してきたフランスやベルギーでは、アロマテラピーを医療目的で行う場合、病気や症状に対して治療に必要な有効成分が一定以上含まれる精油を使用する必要があります。

また、精油を皮膚に塗布する場合には、精油が身体に及ぼす作用について知るために、成分分析によって精油をタイプ分けする必要があるのです。

安全、確実、効果的なアロマテラピーを実践するためには、ケモタイプを使用することが必要不可欠です。




例えば、最近疲れがたまっているので、ストレス解消にラベンダーを買う場合

ラベンダーには下記の種類があります。

ラベンダー アングスティフォリア
ラベンダー スピカ
ラベンダー ストエカス
ラベンダー スピカ
ラベンダー レイトバン

どれを買いますか?

この中で、
肉体的、精神的にリラックス効果があって、
ストレス解消に期待できるのは

ラベンダー アングスティフォリア
ラベンダー スピカ
ラベンダー レイトバン

です。

なぜかというと、
この三つは、
鎮静作用と鎮痛作用のあるエステル類と
鎮静作用のあるリナロールが主成分だからです。

下記の数字は平均値(%)です。

  ラベンダー アングスティフォリア
    エステル類 40%〜55%
    リナロール 30%〜45%
 


  ラベンダー スピカ
    エステル類 35%〜50%
    リナロール 30%〜40%
 




  ラベンダー レイトバン
    リナロール 50%〜60%
    エステル類 15%〜25%
  


*注意
ラベンダーレイトバンは、
アングスティフォリアとスピカの交配品種です。


他ラベンダー ストエカス、ラベンダー スピカ
は、どうでしょうか?



  ラベンダー ストエカスは、
エステル類もリナロールも全く含みません。
ストエカスは、ケトン類を70%近く含むので、
乳幼児、妊産婦には使用できません。
  





  ラベンダー スピカは、
リナロールは、含みますが、
エステル類は、全く含みません。
リナロールは、モノテルペンアル
コール類の中に含まれます。

鎮静作用のあるリナロールを含みますが、
カンファーや1.8シネオール
という成分を含むので、

香りもツンとする樟脳の香りで、
期待できる効果も変わってきます。